幸せを分かち合う

気持ち

美味しいものを食べる幸せ

素敵な服を選んで買う幸せ

 

 

こういったものに対し、喜びを感じ満足感を得ることを、幸せという人がいます。

 

 

まさに、私の夫です。

 

 

しかし、私は全く違う生き方をしてきたんですね。

 

美味しいものを食べることも、素敵な服を買うことも、罪悪感しかありませんでした。

 

なぜか。

 

それは、『お金が減る恐怖』です。

 

 

夫がとっても高いものを買うと、私はその分節約しなきゃと意気込んでいました。

 

 

夫がゴルフに行くと、私は外食は控えました。

 

私は何よりも、お金が減ることを嫌っているのです。

 

 

食料品一つとってもそうです。

夫は、自分が満足できるかどうかで基準を決めます。

私は、とにかく安いことがいつも基準です。

 

 

夫がいつもお金を使うことに、胸がモヤモヤしていました。

そして夫は、私の不幸そうな顔を見て胸がモヤモヤします。

 

 

幸せだと思う部分が違うと、こんなにうまくいかないのですね。

しかも、双方譲れない、自分がとっても大切にしている事柄なのです。

 

 

そりゃ、上手くいかないなと思いました。

これを相手に理解してもらうことは絶対できません。

 

全力で夫の意識を変えようと試みた時期もありました。

 

 

一瞬の満足じゃなくって、お金を大切にしてほしいと伝えたんです。

 

 

 

いや、現実的にはもっと強い言葉で言っています。(笑)

 

そんなこと出来るわけがないのに。

 

もちろん、撃沈しました。。。。

 

だってその幸せを夫からとるということは、

私が夫を奈落の底に突き落としたようなものです。

人を力ずくで変えようとすると、大変な事件になってしまいます。

もちろん、私が今日を迎えるまでには、数々のバトルを繰り返しています。

 

相手の幸せを見る

 

『夫は私を不幸に陥れているんだ』

 

 

そんなような感覚でいました。

 

おいおい。

そんなわけないじゃん。

私を不幸に陥れているのは、私の恐怖心です。

 

ただ、夫は私を不幸にしたいのではなく、自分の幸せを追求していただけです。

そして、夫の幸せは私が怒ってない事、幸せそうにしていることです。

 

幸せになるために結婚したのに、不幸そうにしているなんてヒドイ嫁でしょう。

 

だから、幸せを表現するということを怠ることは、裏切りなのかもしれません。

それは家族の絆を強めるために必要な事なんですね。

 

でも、それと幸せであることというのは全く違う事なんです。

 

幸せはみんな違う

幸せだと感じる部分は、みんな違うということ。

 

私は、自分にとっての幸せは、皆にとっての幸せだと思っていました。

 

これが間違えていました。

 

私にとっての幸せな事柄は、必ずしも相手にとっても幸せだとは言い切れないんです。

 

だから、幸せの押し付けは駄目なんですよね。

 

美味しいものをいっぱい食べるのが例え幸せだと思っても、

それを家族にも強要することは駄目だということです。

 

じゃぁ、幸せって何なのかな。

 

何かを期待している限り、幸せなんかにはなれないんですね。

 

幸せは、皆と分かち合うことはできないもの。

 

それは、前提に置いておかないと

家族なんて上手くいかないのでしょう。

 

 

そもそも、現実で幸せを追求していくことは、幸せというのでしょうか。

 

現実的に上手くいっていない、どうにかしなきゃ!

と思っているピンチの時こそ、実は幸せで生きている感覚がある気がしてなりません。

 

ということは、私は今、現状に満足してしまっているということですね。

 

 

だから、面白くない。

暇をしている。

 

 

 

この状態で幸せを探しても、私は幸せになることはないのかもしれません。

 

 

だって、明日トラブルが起きると分かっていたら、

つまらないことで喧嘩なんてしませんよね。

 

トラブルをどう解決するか、二人で必死に考えるはずなんです。

その時は、喧嘩していたことなんてどうでもよくなっているはず。

 

そして、もしもその解決の糸口が見つかったときには、

お腹いっぱいご飯を食べなくても、幸せなはずなんです。

 

それが、私の思う幸せです。

 

だから、今の私は幸せになることなんてできない。

 

そう思うんです。

 

 

幸せは、満足ではない。

そう、教えてもらったんです。

 

貴方の幸せって、何ですか?

 

 

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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