自分の中の怒りについて考える①

気持ち

皆さんは、どのような時にムカッとしますか?

 

一人きりの時に突然ムカッとすることはあまりないと思うんです。

 

おそらく、怒りが沸くときというのは、誰か他の人を見たときです。

 

 

 

その人の一言や行動、顔つきかもしれません。

言い方なのかもしれません。

 

 

 

 

何がムカッと来たのか。

 

 

 

細かく、具体的に言えますか?

 

私は、何年もこの自分の中の怒りに悩んでいました。

 

そんな過去の自分に対して、解決する方法を書き残してみようと思います。

 

 

自分の怒りに悩む

 

私は、いつも家族に怒っていました。

 

いつも一人で全ての責任を負っている感覚でした。

 

いっぱいいっぱいだったんですよね。

 

でも、その時の私は全くそんな風には理解できていませんでした。

それが当たり前で、そこに疑いすら感じていなかったんです。

 

 

 

とにかく、

そんな怒っている自分がとっても嫌いでした。

 

怒りを抑える方法を探して、本を読んでみたりもしました。

 

この『怒り』というものに対して

制御できない自分が情けなくて悲しかったのを覚えています。

 

 

これは、私の性格なのかもしれない。

私は、とっても性格が悪いんだ。

皆に迷惑をかけているんだ。

 

 

そんな悶々とした思いを抱えていました。

 

そして、そう思って日々を過ごしていると

何故か、普通に話しているつもりでも『怒られた』と言われるようになっていたんですね。

 

 

 

怒りへの対症

 

怒りを抑えてみたりもしました。

 

ムカついても言わない。

笑顔で接する。

 

 

ですが、これは大失敗です。

 

どこかで、爆発してしまうからです。

優しい私は数日しか持ちません(笑)

早々に諦めましたよ。

 

今思えば、

この『怒り』という感情に対しての、私の対処の仕方というのは

 

 

怒りに気を遣うという方法をとっていたんだと思います。

 

 

怒りというものが出現したら

その自分の中の怒りに対して、『どうしよう、どうしよう!』と

焦って、

悩んで、

気を遣って、

その怒りをなだめようとしていました。

 

 

これは、対症療法です。

 

 

解熱剤です。

高熱が出たときに、楽にするために熱を下げようとしているようなものです。

 

高熱が出ているのは、ウイルスや細菌に感染しているからです。

そのウイルスや細菌がいる限り、風邪は治らないんですね。

 

 

 

怒りに対して気を遣っていたから、悩んでいた年月分だけ、その怒りは成長していきました。

 

 

私の中の感情で、この怒りというものがまるで女王様のようになっていったんです。

 

怒りの私が出現したら、沢山の私が脳内で集結して、会議を開くんです。

 

怒りの私が鎮まる方法をたくさんの私が考えてくれるんです。

 

 

 

 

これは、根本解決になるはずがないですよね。

むしろ、怒りの私はどんどん甘えて我儘になります。

 

怒りの元を探せ!

 

私が何で怒っているのか。

 

ひたすら考えました。

細かく一つずつです。

 

私が怒ってしまった出来事を振り返り記録し、

相手の何に怒ったのか、考えました。

 

日常のあちこちで、私から生まれた怒りたちは、一つの大きなイライラしたものに成長します。

それを、因数分解のように解いていくんです。

 

『あの場面で怒ったのは、裏切られて悲しかったから』

 

『あの場面で怒ったのは、嫌味を言われたから』

 

『あの場面で怒ったのは、自分が悪者にされたから』

 

『あの場面で怒ったのは、無責任だと思ったから』

 

『あの場面で怒ったのは、面倒だけを押し付けられたから』

 

 

全部理由がありました。

 

ただ、訳もわからず怒っていたわけではありませんでした。

納得すると、その怒りって消えるんですよ。

 

 

答えを出すことを、見えない世界から教わりました。

一つずつ、終わらすんです。

 

すると、怒りの私は鬼滅の刃の鬼のように、消えていくんですね。

鬼だって、みんなそれぞれそこに至った経緯というものがあります。

私の怒りにも、みんな経緯があったんです。

鬼たちのように、泣けます。

『あぁ、そういうことだったんだね。』

って思えます。

 

 

そして、また同じ出来事が起きたときに、冷静にその問題を対処できるようになります。

 

私の人生が変わった瞬間です。

 

少し長くなったので、ここまでにします。

怒りの正体について、次はもう少し深堀りしたいと思っています。

自分の中の怒りについて考える②

 

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

 

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