人は、苦しみと楽を両方持っていると、以前言いました。
だから、苦しみは皆持っているんです。
そうなんです。
全く苦しんでいない人なんていない。
わかっているようで、私は理解できていませんでした。
楽しそうにしている人を見ると、
その人にまるで苦しみがないような感覚になりました。
ものすごく恵まれた環境にいる人を見ると、
自分より苦しんでいない気がしました。
これって何ですか?
『嫉妬』
じゃないかと最近思います。
『いいな。』
『羨ましい』
そんな気持ちがあるから、
人より自分の苦しみの方が多いんじゃないかなんて、
ふと思ったりしてしまうんじゃないかな。
そのような事を、感じます。
苦しみの大きさ
いつも笑顔が素敵な、元気いっぱいの人がいます。
いつも自分は悩んでいる、苦しんでいるんだと愚痴を言っている人がいます。
どちらの人がより多く苦しんでいるかなんて、
絶対分からないんです。
楽しそうにしている人は、
苦しみを隠して、周りに迷惑をかけないようにしているのかもしれません。
精一杯努力しているのかもしれません。
いつも悩みがある人は、自分は幸せなんて表現してはいけないと思っているかもしれません。
いつも悩んでいないと、自分には価値がないと感じているのかもしれません。
皆苦しんでいるんです。
誰かだけが楽をしているなんてない。
自分だけが不幸なんてない。
もし、いつも楽しそうにしている人に
『あなたは楽でいいよね。』
なんて。
楽しか持っていないだなんて言われたら。
人を傷つけてしまうことになります。
だって、苦しみがないと人は生きていけないんです。
中身がない、存在していない。
まるで、そのように言われた感覚になります。
だから、そんな目で人を見るということは、
とっても悪いことなのだと知りました。
苦しみの種類が違うだけ
人は、人に嫉妬します。
嫉妬するときの条件というのが、
何らかの魅力を持っている人に反応しているということです。
お金をたくさん持っている人
自分より優れた能力を持っている人
素敵な容姿を持っている人
でもきっと、この人たちが苦しんでいる姿を見たら。
嫉妬ってなくなりませんか。
ということは、
その人が楽を多く持ち、苦しみがないんだと
だからズルいんだと、嫉妬したのかもしれませんね。
そして、その人の苦しみがわかると納得するという・・
私って、なんて汚いんだと思います。(笑)
人は苦しみも楽しみも、両方同じだけ持っています。
持っていないと、生きていけないから。
だから、あの人はズルいだなんていう考え方って
とっても無意味ですね。
幸せを語ることが恐怖だった
私は、自分が幸せだと人に言うことは恐怖でした。
何故なのか、ずっと分からなかったんです。
でも、幸せを語ると嫌われると思っていました。
楽を語ることは自分にとってはとても勇気のいることだったんです。
だから、自分の不幸アピールをしていました。
自分が苦しんでいることを証明できると安心していました。
小さな時から、親にそうしてきたんです。
私が怖かったのは嫉妬ですね。
私が可哀想だと、親は納得する。
そして私は安心する。
そう思っていたんだけど、違いました。
結局、その人の見方次第で結果は変わります。
私の方が苦しんでいるとか
あの人は楽ばかりして苦しんでいないだとか
とーってもくだらないことでした。
そして、誰も幸せにならない考え方です。
皆、苦楽とともに生きています。
それが、人生だからです。
だから、思いっきり言ってやりますよ。
私は幸せだってね。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。