正義感の強い私から見えていた世界

気持ち

人は、それぞれの世界観で現実を見ています。

 

まるで何かの物語の中に入ったような状態です。

 

 

でも、ほとんどの人は自分がどの世界観で現実を見ているかなんて知りません。

 

なぜ?

 

 

その世界観から見た現実が、全てだと思っているからです。

 

 

 

 

だから、私と夫の見ている現実は、全く違うんでしょう。

夫には、私が鬼にでも見えているのかもしれません。

 

 

逆に、私の見た世界観でいくら夫に伝えても、

それは全く相手には理解できないということになります。

 

 

 

現実は人の数だけあるんですね。

今日は、私から見た世界を少し共有したいと思っています。

 

正義感からくる歪んだ世界観

 

 

私は、子供のころからとっても正義感の強い子でした。

 

といっても、それを認識できたのは最近の事です。

まさか、いまだに正義の仮面を被っているなんて思ってもみませんでした。

 

 

 

確かに、昔から頼られることは好きでした。

カッコいい先輩でありたいとも思っていました。

 

 

 

でもそれは私の性格ってだけで、

私の人生や世界観まで変えてしまうものだという認識は全くありませんでした。

 

 

正義感の強い私は、白黒はっきりしないことは嫌い。

弱い立場の人を見ると、見過ごすことはできませんでした。

 

なので、私はいつも悪いことをしている人や、弱い立場の人が目についていたんです。

 

 

目についていたというより、そういった色眼鏡で見て、決めつけていたんです。

 

 

だから私の周りにはいつもそういう人がいっぱいいます。

そういう風に見えるんです。

 

 

困っていた人は、実は甘え上手だっただけかもしれません。

本当に困っている人は、人に気付かれないようにいつも笑顔で接しているかもしれないでしょ。

 

 

 

悪いことをしている人は、実はいい人だったかもしれません。

本当に悪い人は、良い人のふりをしているかもしれないからです。

 

 

今思うと、弱い立場の人や悪いことをしている人というのは、

私にとって救世主だったんです。

 

 

自分の正義を証明するために必要な人たちだったからです。

私は、そういった人たちがいてこそ輝けるんです。

 

私の物語の主人公は『正義感の強い私』です。

だから周りに、引き立て役がいてこそ物語として成立していたのです。

 

バイキンマンがいて、アンパンマンが輝くような感じです。

 

 

 

だからそういった人に、とっても反応していたんですね。

 

自分が輝くための絶好のチャンスだったからです。

 

そして彼らは、私が輝くために私の物語の中で演出していただいたんです。

 

 

貴方の物語はどんな風景ですか?

 

あなたの大事にしているキャラクターは何でしょうか。

きっと、あなたの見える世界はその色に染まっています。

 

もしも今何かに疲れているのであれば、そのキャラクターを

一端お休みしてみてはいかがでしょうか。

 

きっと当たり前すぎて、簡単には見つかりません。

見付からないというか、認めることが出来ないといった方が正しいのかもしれません。

 

認めることが出来たら、未来なんてガラッと変わるんだと思います。

 

 

自分が何者かになんてなる必要はない。

正義感のある私に甘えて、依存して、安心したらいけない。

そう教えていただいたんです。

 

よく”そのままの自分でいい”なんて言いますが、

そもそも何かのキャラを演じている自分はそのままありのままではないんです。

そのキャラクターはやめることが出来ます。

 

ぜひ、考えてみてください。

最後まで見ていただきありがとうございました。

 

 

 

 

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